のらりくらり音楽室

長めの独り言。演奏会のレビューや作編曲等について、備忘録的に書いたりしています。

アンサンブル”コローレ”第1回定期演奏会

◆日時

2019年6月2日(日)
14:00開演(13:30開場)
於/塩尻市文化会館(レザンホール)中ホール

◆プログラム

【第1部】

①竹藤敏:水彩望遠鏡からー8人のフルート奏者の為の<委嘱作品・初演>
②三浦真理:『想い出は銀の笛』より「II. 真紅のルビー」「V. ブルー・パステル」
③P.M.デュボワ:『フルートのための四重奏曲』より「I, II, III, IV」 
④千秋次郎:風の忘れ物

【第2部】

和泉宏隆佐藤博昭/編曲):宝島
⑥フルートの楽器紹介コーナー
 イギリス民謡(山里佐和子/編曲):やってみよう(ピクニック)
 三木たかし(山里佐和子/編曲):津軽海峡・冬景色
 都倉俊一(多久潤一朗/編曲):ペッパー警部
⑦R.ロジャース(B.ホルコム/編曲):サウンド・オブ・ミュージックメドレー
⑧A.ボロディン(猿田一世/編曲)歌劇『イーゴリ公』より「ポロヴェツ人の踊り」

〈アンコール〉

⑨W.A.モーツァルト:『ディヴェルティメント K.136』より第3楽章

◆所感

表題のとおり、日頃よりお世話になっているアンサンブル”コローレ”さんの、記念すべき初回となる定期演奏会が開催された。
実は、妻がメンバーの一員である関係で、懇意にさせていただいている団体さんで、今回は委嘱作品のご依頼もいただいており、当日は私も(半ばスタッフとしても)リハーサルから立ち会わせていただいた。

レザンホールに赴いたのは今回が初めてになる。特急の停車駅である塩尻駅からもほど近く、アクセスは良好。
体育館等が併設されていることもあり、駐車場も十分。入り口は南側の回転扉と、東側にガラス扉も設置されていた。
大きな玄関ホールから、大ホールおよび中ホール、チケットセンター各所へと分岐する。
ロビーを抜けると、ゆるやかな3段ほどの階段とスロープがあり、ホワイエへと続く。
409人収容としては、若干控えめな広さではあったものの、今回は本番前後でさしたる混乱もなかった。
ホールに入ると、中世風の石壁が重厚感を醸している。
反響板仕様の舞台も含め、全体が落ち着いたトーンに統一されている中、円形のバトンに吊られた照明がアクセントとなり、やけに印象に残った。

冒頭で演奏された拙作について、詳細は「《水彩望遠鏡から―8人のフルート奏者の為の》(2018)について - 小屋付きさんの音楽室」の項でも解説したが、本番はアンサンブルとして非常に均整が取れており、展開もすっきりとまとめて演奏していただいた。
余談ながら、オープニング用に書かれた本楽曲が、全プログラム中「最も難曲だった」という。まだまだ、勉強不足を痛感する。
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